皆様、こんにちは!
ブルーウッズ・ストラテジック・アソシエイツ
代表の塩谷です。
いよいよ年末を迎える時期に来ていますね!早い1年でした。
寒波も来るということですが、先日、雪の山形にお伺いしてきました。
実は、山形県の事業として「デジタル人材スキルアップ事業(求職者対象)」が開講され、その基礎研修講座の午後の部を3時間担当させて頂きました。受講者の皆さんにデジタル人材が不足していること、またデジタル人材として身に着けておく必要がある意識、スキルなどゲストスピーカーとオンラインでつなげながらセッションを開催させて頂きました。
以下が今回の主催者情報です。
主催:山形県
デジタル人材スキルアップ事業(山形県地域活性化雇用創造プロジェクト事業)
問い合わせ・申し込み・運営:合同会社キラリドリーム
また、会場は山形県企業振興公社が山形駅直結でオープンした「スタートアップステーション・ジョージ山形」というコワーキングスペースです。なんと2021年11月18日にオープンしたばかりです。スタートアップの支援拠点としてオープンされました。山形県はどんどん攻めていらっしゃいます!
受講者の皆さんは非常に熱心にお話を聞いてくださりかなりメモも取られていました。本講座は1日だけではなく、多種多様な講座で構成されていますので受講者の方々も各講座への出席率が80%以上ないと認定されないことから、一生懸命受講されていました。特に地方では少しでも自分を磨いて賃金を上げていくことは重要なので、真剣さが伝わってきました。
受講生からの真剣さ伝わってきました!
講義は一人一人に発言を促すなどしながらデジタル人材として持つべきスキルは課題解決力(デジタル技術)ばかりでは不足であり課題設定力も必要であることをお伝えさせて頂きました。要は、問題解決力ですね。日本は技術先行型議論に走りがちなので気を付けてください!と、何度も何度も伝えました!w
オンラインによるゲストスピーカーは、南会津にゆかりがあり、東北地方をDXで強くしたいと言う思いに賛同頂きましたベルリッツ・ジャパン株式会社のITIC部部長である阿久津氏からデジタル人材が持つべき3つの要素についてお話頂きました。また、米国の大手SaaS企業に在職されているエンジニアの方からもデジタル人材として技術先行型だけの視点ではダメだというお話を頂きました。どちらもインタビュー形式で事業者側が求めるデジタル人材についてお話頂きました。受講者の方々からは実際に事業者側がデジタル人財を求めているという話を聞けて実感したという声も聞くことができ、初期研修以降の講座受講へのモチベーションが上がったのではないかと思います。
翌日は、日本マイクロソフト社の田澤氏による「Moon Shot」のワークショップを実施。非常に盛り上がりました!私は帰りの新幹線の時間もあり、車内から視聴のみとチャットで参加しておりました。あっという間に宇都宮まで来てましたw
さて、今回、私がこのブログでお伝えしたいことは講座の内容というよりも山形県が県内でデジタル人材を増やそうという初の試みを今回事業として本腰入れて開始されたこと、そしてデジタル人材育成だけではダメで、それらの人材を受け入れる企業側も同様にデジタル人材を活用できるようにしなければならないという認識のもと取り組みを考えられている点です。
まったくその通りですね。
今回、この講座運営支援で山形県立産業技術短期大学校の学生や山形大学の学生、東北芸術工科大学の学生達も多数参加していて、二日間の講座の中で運営支援しながらワークショップにも参加されたのですが、彼らがしっかりとデジタル人材として社会に出た後、採用した側のデジタル人材活用戦略により貴重な若い人材を生かせるかどうか決まるなぁと危機感を覚えました。山形県からも本事業担当者方々参加されていたのですが、山形県産業労働部の方とお話させて頂きましたが、地元企業のデジタル力の強化も同時に行っていかないとならないと仰っていました。
県外に若い人材が流出してしまうと東北地方のデジタル力が弱まります。ただ、これは地方経済の活性化という課題と合わせて考える必要があります。しかし、数年経っても大きくは変わらないのなら、とにかくデジタル人材を山形県として県内で育成して行こう!という取り組みは、とても大きな取り組みだと感じました!
今回運営支援で協力して下さった学生の皆さんや指導されている先生ともお話の機会を頂きましたが、送り出す学生達が巣立って活躍してくれることを切に願っていらっしゃいました!私は、本当に採用する企業側はこの企業な若い人材を自社の型にはめようとしないでのびのびとデジタル・トランスフォーメーションにチャレンジさせる育成をされるべきと思います。
今回、この山形県の事業を実際に運営している地元のコンサルティング企業である「合同会社キラリドリーム」の代表の齋藤さんには貴重な機会を頂き感謝致しております。
事前準備としてチラシも興味を引くように作成されたりして!
カラフルで柔らかい感じです!地方の人たちが少しでも興味を持ってくれるようにデザインされたとのこと。都市圏とは違うクリエイティブですね。
また、東北地方をDXで強くしようという取り組みに共鳴して頂きまして参考図書をご提供頂きました株式会社ビジネス・ブレークスルーの高松康平執行役員にも感謝申し上げます!
受講者全員に無償配布させて頂きました!
講義内でも触れました「事業部長の視点」が分かりやすいと受講者から声が挙がっていました。
ということで、私自身、東北地方をDXで元気にしたいという思いで今年開業しましたが、出身地の青森県(八戸市)よりも先に山形県で少しでもお役に立てたことが2021年12月において大きな喜びとなりました。
皆様、本当にこの度は貴重な機会を頂きまして有難うございました!