皆様、こんにちは!
ブルーウッズ・ストラテジック・アソシエイツ代表の塩谷です。
前回は、
「社内の各種会議資料とゲームの手法を組み合わせると効果出ると思いませんか?」
でした。
ありがたいことに本件でのご相談を頂きました!
書いたことが少しでもお役に立つのは嬉しいです!
さて、今回は、
「あー、地方と都市圏の経営情報の格差はデジタル化だけじゃ解決しない?「キッカケ」づくりが大事かも?」
というお話です。
では、今回も、はりきって行きましょう!
今、私は、このブログを、出身地である青森県八戸市で書いています。
幼少期は生まれた八戸市を皮切りに、父親の仕事の関係で東北地方を転々とし、また、北陸は金沢市にも住むなど、多くは雪の多い地域を巡っておりました。
ところで、地方に住んだことがある方なら分かるかもしれませんが、こんな経験ありませんか?
- 野球中継をテレビで観ていると「一部の地域を除いて中継を続けます」とアナウンスが流れ、中継が終わった時、自分の地域がその一部の地域だったことに衝撃を受けました。。笑
- ラジオを聴いていると「ここで、〇〇放送、〇〇放送・・・(複数の局名が読み上げられる)をお聴きの皆様とはお別れです」
- バラエティ番組を観ていると、某番組内でお笑いタレントさんが路地裏散歩しておいしいものを食べるコーナーだけを切り抜いて2週間分をつないだ番組が放送される。
- アニメなどは、都市圏とは違う時間帯や曜日で放映される。※私の記憶だと。。。最終回まで放送されないで打ち切られたアニメがあった気がする。。。なので、最終回を知らない。。。
- 全国版のニュースはNHKだと朝と19時時と21時くらい。その他は、夜の全国版ニュース番組や昼のワイドショー系が唯一の全国版の情報資源の入手。
- そもそも、民放チャンネル数が3以下だったりする。※同じ地域でも場所によって映らないチャンネルもあります。
挙げるとキリがないです。
このブログをお読みにならている方々の中には、現在も地方にお住まいの方、地方から東京、大阪など都市圏に来られている方もいらっしゃるかと思いますが、他にも沢山のあるあるを挙げられると思います。
実は、上記に挙げたあるあるは、私が地方に住んでいた小学生や中学1年生の頃の経験です。約35年近く前の話です。
夏休みなどに東京の親戚の家に行く度に。。下記のようなことを感じていました。
「なんで東京は、こんなにチャンネル数があるんだ!!!」
「なんで既に〇〇のアニメが始まっているんだ!!!」
「あれ?夕方の6時のニュースのキャスターが違う!!」
「ラジオ局が沢山あるじゃん!!!」
もう、東京の親戚の所に行く度にメディアにおける地方と都市圏の格差を感じました。もう一度いいますが、約35年も前のあるある体験を書いています。
そして、今、このブログを書いている青森県八戸市では私が困っていることは何かというと。。。
- 関東圏で毎日情報源として観ていてるテレビ東京のワールドビジネスサテライトが観れない
- 地元の局にはビジネス系の番組が殆ど無い
- 毎日聴いているラジオが聴けない。※アナリストやジャーナリストがゲストの番組など
- 本屋に行くとビジネス系、経営書、経済書などなどが圧倒的に少ない ※大型の白山台にあるTSUTAYA書店は豊富ですが。。。
他にもいろいろありますが、概ね35年前と同じ感覚を覚えました。では、私はこれらに現在はどう対処したか?
- ラジオは「Radiko」というアプリでいつも聴いていますが、地域が変わると今まで聞けていた番組が聴けなくなったので有料会員契約し全国のラジオ局が聴けるようにした。
- テレビ番組については、自宅(関東)の録画機器に宅外視聴機能があり自分のスマホを登録しているのでチェックする番組をリモートで録画設定して視聴しています。
- 見逃し配信系アプリを使って、ネットで観たりもします。
- 書籍については地元の書店は使わずにアマゾンで購入。プライム会員なので基本翌日到着ですが、八戸市には翌々日に配達されます。
- その他の国内情報、海外の情報などはインターネットで確認が出来ますね。
ひとまず、上記の対応で地方にいても情報格差をなるべく無くすためにデジタルを活用しています。これはデジタル活用が当たり前の人にそうなのですが、地方ではそうでもないのです。そもそも、関東圏でビジネス系の面白い番組が放映されていることを知らなければ、ネット観れるようにしようという行動を起こしませんよね。
但し、都市圏と地方で情報格差が起きにくいコンテンツがあります。
「エンターテイメント系です!」
これについては、多くの方はYouTubeで視聴されたり、見逃し配信で視聴されています。あくまでも個人的な範囲での理解ですがエンターテイメント系については、特定世代間では情報格差が無いと思います。
ところがです!!
何故かビジネス領域となると情報格差が起きています。
地方企業においても社員にスマホを持たせている、もちろん個人用にもスマホを持っているはずなのですが。。。
そこで、ちょっと、昨夜、布団の中で想い巡らしてみました。。。
「テレビ局、ラジオ局はたしかに各地域で局が違うが、Radikoなどのアプリを使えば全国の局はほぼ聴けるよなぁ」 ※手段の課題はデジタルでクリアできます。
「ビジネスに関する国内外の情報についてはインターネットがあるのだから、リアルタイムに確認出来るよなぁ」 ※これも手段の課題はデジタルでクリアできますよね。
「何かビジネスについて学びたいという時は、世の中沢山のオンラインサービスがあるから受講できるよなぁ」 ※これもやっぱり手段に課題はデジタルでクリアできますよね。
都市圏だろうが、地方だろうがインターネットが使える環境にあれば、デジタルの手段については全国同じ条件ですよね。
じゃ、なぜ、ビジネスにおいて地方と都市圏で経営情報の格差が起きるのか、更に思い巡らせていました。。。。
そこで、
「そもそも、なんでいつも毎日インターネットにアクセスして検索するのだろうか?」考えてみることにしました。
※寝床で考えてるので眠れなくなりましたが。。。
私がいつもネットへアクセスする場合の行動ステップ(検索編)
- Step1:(????)※後に仮説を書いています!
- Step2:スマホを手に取り検索する。
- Step3:検索結果に表示された幾つかの記事から自分が求めている情報に関する記事を読む
- Step4:幾つか読んだ記事から得た新たな情報や気になったことを、更に検索して調べる
上記のStep3からStep4は繰り返されますよね。
では、Step1って何でしょう?
私は、「Step1=検索するキッカケの発生」と考えました。
検索しようと思わなければ行動しませんよね?
例えば、友達との待ち合わせや、営業周りの空き時間で時間を潰さなくてはならないキッカケが出来たので、スマホで何かしらを見ていると思います。何気なく見ている記事に気になることがあれば、クリックして読みますよね。
必要なら検索する。するとTwitter, Instagram, YouTube, デジタル版の新聞、デジタル版経済雑誌などなど、必要なら色々と情報を獲得しに行きます。
ここまでお読み頂いてピンと来たかもしれませんね!
そうなんです!
「なにかしらのキッカケがあるから行動を起こすんですね」
ざっくり仮設ですが。。。
【地方と都市圏の情報格差はデジタル活用が課題なのではなく、情報を獲得しに行く行動を促す「キッカケ」づくりに課題がある!】
しかし、ビジネスにおいてStep1のキッカケは、どこから来るのでしょうか?
ビジネスの現場では、Step1の「キッカケ」の多くは日々の経営活動、事業活動、業務の中からヒトが何か課題を認識することから発生し、興味を持ってステップ2に行くことが多いでしょう。
そのためには、自分のビジネス課題への意識を日頃から持っていないと「この問題を解決するためにはどうしたらよいのか?」と思考し、必要な情報を獲得しようというStep1につながりにくいですよね。
「経営情報を獲得にしにいくキッカケは、日々の経営活動の中でどれだけ課題意識を持てるか?」です。その感じた課題について興味を持って調べる、そして学習する、実践する。
実践から、また新たな経営情報を獲得するためのキッカケが生まれる。そうやって、キッカケの連鎖により経営に必要な情報や知識などを獲得していくサイクルが出来ます。
私はコーチ型コンサルティングとワークショップの組み合わせで、問題解決力高めるご支援をさせて頂いています。
でも、例えば1日、2日のワークショップ受講だけでは、実戦のなかで学びを実践するのは難しいです。なので、必ずワークショップ内では「自ら必要な情報を獲得しにいくキッカケづくり」を心がけています。
その為に、ワークショップ後にコーチ型コンサルティング(伴走者型)にて受講者の方々に「自分自身でキッカケづくりを実戦出来る様に」「上司が部下にキッカケづくりが出来る様に」ご支援させて頂いています。
ということで。。。下記に早速「キッカケ」づくりとして。。。
ビジネスの世界では、日々顧客(Customer)のニーズ・課題に対して自社の商品・サービスを通じて価値を提供し、Competitor(競合)とそれらのCustomerを奪い合い競争に勝つために、Company(自社)の競争力を高めるためのヒト・モノ・カネ・情報を常に意識して経営活動しています。
さて、ちょっと3Cに沿って書いてみましたが、特に地方企業の経営者の皆様、この「3C」って基本中の基本であることはご存じだと思います。また、自然と意識して経営されていると思います。
でも、実はそれぞれの要素について深く考えなくてはならないことが沢山あります! 経営に必須ですので調べてみてください!! そして自社組織の問題解決力の筋力をアップさせましょう!
そいうことで、強引に「キッカケ」を提供して終わります!!
今回もここまでお読み頂きまして有難うございました!
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