皆さん、こんにちは!
ブルーウッズ・ストラテジック・アソシエイツ代表の塩谷です。
大変有難いことに、開業してから都市圏の企業様と並行して、東北地方の企業様ともお話しをする機会が増えて参りました。
今回、「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」について、都市圏の企業様、地方の企業様との対話中で、ちょっと感じたことがあるので、何回かに分けて書いてみたいと思います。
今回のテーマは、こちら!
■デジタル・トランスフォーメーション(DX)をなぜ技術視点から始めてしまうのだろう?
では、はじめましょう!
■デジタル・トランスフォーメーション(DX)をなぜ技術視点から始めてしまうのだろう?
「DX=デジタル・トランスフォーメーションを我が社もやるぞ!」と仰るものの、直ぐに「どのような技術を採用すればいいですかね?」と技術先行での議論から入ろうとされます。
いつも、「あー、目的地(戦略)を決めずに、飛行機、船、鉄道、車など手段から検討するのか。。。リスク高いなぁ」と思ってしまいます。
まぁ、手段を起点に新しい価値を創造出来ることもあるけれど。。。
デジタルと言う言葉が頭に付いているからなのか、お会いする部門の多くがIT部門やDX関連部門の技術系の方々が多いんです。自然とAIやIoT、ブロックチェーン、ロボティクスなどの話題が多くなります。
まぁ、毎日沢山のセミナー案内などがメルマガに登録しているので色々きますが。。
「AIで変わる〇〇業務!」とか、「IoTが〇〇を変える!」とか、「技術+業務」的な案内が多いよなぁと、毎度毎度、受信ボックスの件名を眺めてますが。。。
私は、そこに違和感を感じます。
最近、シンガポールや米国の企業に勤める知人達と話していて、明らかに「DX」の捉え方が日本企業とは違っていることに気づかされます。
彼らは「DXとは技術ではなく、デジタル時代の経営戦略だ」と捉えています。
ここ大事です!テストで引っ掛け問題に出ますよ!
もちろん、DXを行うにはデジタル技術の活用は避けられませんので、技術視点から検討を始める方がとっかかりとして分かりやすいし、ミーティングも盛り上がったりするんですよね。
でも、そこにリスクが潜んでいることに気づいて欲しいんですよね。。。
次回は、
■デジタル・トランスフォーメーション(DX)は言葉であり実態が無いので、有形なモノから入るの方が分かりやすい?
について、思ったことを綴ってみたいと思います。