ベルリッツ・ジャパン様

ベルリッツ・ジャパン株式会社様

ご支援テーマ:
ビジネス・リーダーの顧客視点による戦略検討ワークショップ

課題:
140年以上の語学教育事業の歴史ある企業として有名なベルリッツ社では、デジタルが個人の生活、企業活動に浸透していく中、事業の変革とともに、人材強化にも着手していた。

語学ビジネスの世界では、従来型の教室へ通学するスタイルからスマホアプリで手軽に学習出来るサービスを低額月額費用で提供する企業の参入が増加している状況にある。ベルリッツ社でも2018年から 「ベルリッツ2.0」として、グローバル規模でのデジタルトランスフォーション(DX)に取り組み、2021年には 「Berlitz  Flex」と「Berlitz Live  Online」 という2つのオンラインサービスを全世界で始動させてきた。

事業環境変化のスピードがますます高まる中、人材面では、事業を俯瞰し、戦略を考えられるリーダーを多く輩出し、会社の事業戦略力を強化していく必要性に迫られていた。その中でも、現場を牽引するマネージャークラス(次世代リーダークラス)を強化することが急務であった。

お客様からのコメント:
人事部マネジャー 小田様より
「前述のような課題の中で、日々の事業を推進するリーダーたちが、改めて事業を俯瞰し、本当にすべきことを考えるには、どのような手を打つべきかを検討しており、顧客視点に立って事業戦略を考えるアプローチ方法を提案頂きました。顧客視点を軸として、そこで発揮できる自分たちの強みを考えるプロセスを通じて、また、対話を通じて掘り下げていく中で、自分たちの事業を俯瞰しながら、本当に必要なことを考える思考の転換になるのではないかと感じました。」

■経営幹部からのコメント:
「これからもお客様と共に成長していくために、社員がこれまで持っていた概念を超えて創造する力が求められます。特に次世代リーダーには、既存のビジネスに捕らわれず常に顧客視点での発想力が必要です。語学のレッスンを提供して終わりではなく、ベルリッツで語学を習得した後にお客様の世界が広がっていくところまでイメージしながら事業戦略を考えることができる今回の研修は、弊社が求める人財育成に合致していると思いました。研修を受講した社員のプレゼンは、多角的なお客様視点から構成されており、ベルリッツはこれまでよりもお客様に寄り添った最高のパートナーになっていくだろうと期待を隠せませんでした。」

実施内容:
顧客視点で事業戦略を考えていくスキルの基礎をまずは作ることを目的として、事前課題では参加者それぞれが担当する事業の戦略を予め指定したフレームワークで検討して頂きコンサルタントからテキストによるフィードバックを実施した。ワークショップ当日は各受講者が準備してきた課題を発表することからスタート。当日は模擬事業戦略会議形式とし参加者6名が一人づつ課題発表を行い、その場でコーチ型コンサルタントが事業統括役となり、各自に忖度なくドンドン質問を浴びせていく形式で実施した。

受講者が感じた効果:
「座学によるインプットは少なめにし、各自の事前課題に対していきなり質問を浴びされるため、今まで考えたことのない視点で自分がリードする事業を眺めることで新しい発見があった。セッションでのやり取りを通じて、これまで無意識に、実現可能性(今できること)を起点に考えがちだったことに気づくことができた。思い込みや自己満足にならないよう、顧客視点を起点に事業を考える重要性に改めて気づくことができた」

今後の取り組みの方向について
人事部マネジャー 小田様より
「研修は、そこでの学びをどう業務に繋げられるかが重要だと思っています。本研修では、それぞれ参加者がリアルな事業課題を研修題材として活用し、視点の転換や、客観的なフィードバックを通じて、自身の事業テーマのブラッシュアップすることにつながったと思っています。また、研修後には経営会議での発表機会、事業計画検討への反映に繋げることで、研修という1コンテンツに閉じない、継続的な人材強化につなげていきたいと思っています。」

ご支援サービス:
顧客戦略シナリオ策定ワークショップ(簡易版)
事前課題+5時間の模擬事業戦略会議形式でのディスカッションとフィードバック

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「第四回 音声版事例紹介 ベルリッツ・ジャパン様に聞くDX人材やビジネスリーダー像」